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米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)=ロイター

 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23日、メキシコでの新工場建設を「現在は休止している」と明らかにした。トランプ前大統領が国外製の車への高関税導入を主張していることから「選挙後の状況を見極める必要がある」とした。大統領選候補であるトランプ氏の言動が、企業の経営判断に影響を与え始めている。

 23日の4~6月期決算会見で述べた。トランプ氏は先週の共和党全国大会で、自動車メーカーが工場を米国から外国に移して国内の雇用が失われれば、「そのメーカーの車に100~200%の関税をかける」と述べた。

 テスラはメキシコに大規模なEV工場を建設する予定だが、マスク氏は「トランプ氏がメキシコ製の車に重い関税を課すなら、メキシコにたくさん投資するのは理にかなっていない」と述べた。

 マスク氏はトランプ氏銃撃事…

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